ストーカー行為からの保護

最近,ストーカー被害を相談しても警察がなかなか動いてくれず,その結果,殺害されるなど悲惨な事
件が世の中で起こっています。

そのため,警察の方でもストーカー被害の重大性を認識し,従前と比べれば親身になって相談に乗っ
てくれるようですが,それでも法で規制する「ストーカー」には該当しないということで,警告等をしてくれ
ないケースも多いようです。

そういった場合,弁護士に相談するのが良いでしょう。

後ろに弁護士がついているということで,相手も警戒するようになり,態度が変わることもあるからです。
(下記,ストーカー事案の解決事例をご参照ください。)

また,それでも態度が変わらないようでしたら,警察にも協力を求めましょう。

 

DV防止法の保護命令は,身体への直接の暴力行為を対象としていますから,例えば,昼夜関係なく1
日に数十回の電話をかけて暴言を吐くことは,保護命令の対象になりません。
しかし,このような行為は,
ストーカー規制法
により規制されています。

このような目にあったら,まずは,妻の住所地を管轄する警察本部長等に対して,警告を求める旨の
申出などをしましょう。

つきまとい等の行為を反復して行い,身体の安全や住居の平穏が害されるような場合には,警察本
部長等の判断により

①警告, ②禁止命令, ③仮の命令
 が発せられ,違反した場合には,刑事罰(懲役1年以下、罰
金100万円以下など)
が課せられることになっています。

また,相手が近づいてくるのを防止するために,裁判所に対し,接近禁止の仮処分等を求めることも
できます。

仮処分は手続きが複雑なため,検討されている方は弁護士に相談してください。



ストーカー規制法の対象となるもの

つきまとい等




特定の者に対する恋愛感情その他の好意感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情
を充足する目的で、その特定の者又はその家族などに対して行う以下の8つの行為を「つきまとい等」と規定
し、規制されています。

1. つきまとい・待ち伏せ・押しかけ     
     つきまとい、待ち伏せし、進路に立ちふさがり、住居、勤務先、学校その他その通常所在する場所(以下「住居等」という。)の付近にお いて見張りをし、又は住居等に押し掛けること。

2. 監視していると告げる行為
  その行動を監視していると思わせるような事項を告げ、又はその知り得る状態に置くこと。

3.  面会・交際の要求
   面会、交際その他の義務のないことを行うことを要求すること。

4.  乱暴な言動
   著しく粗野又は乱暴な言動をすること。 

5.  無言電話・連続した電話・FAX
   電話をかけて何も告げず、又は拒まれたにもかかわらず、連続して、電話をかけ若しくはファクシミリ装置を用いて送信すること。

6.  汚物などの送付
   汚物、動物の死体その他の著しく不快又は嫌悪の情を催させるような物を送付し、又はその知り得る状態に置くこと。

7.  名誉を傷つける
   その名誉を害する事項を告げ、又はその知り得る状態に置くこと。

8.  性的羞恥心の侵害
   その性的しゅう恥心を害する事項を告げ若しくはその知り得る状態に置き、又はその性的しゅう恥心  を害する文書、図画その他の物を送付し若しくはその知り得る状態に置くこと。

ストーカー行為










同一の者に対し「つきまとい等」を繰り返して行うことを「ストーカー行為」と規定して、罰則が設けられています。但し「つきまとい等」の1~8までの行為にあっては、身体の安全、住居等の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法により行われた場合に限ります。



以下、当事務所で扱ったストーカー事案の一部を紹介致します。

解決事例

解決事例1

ストーカー被害の女性、その女性の新たの交際相手の男性の代理・・・依頼を受けてから解決するまで
7ヶ月

 ストーカー被害の女性 30代後半
 女性の新たな交際相手の男性 30代前半
 ストーカーの男性 30代後半

元交際相手からのストーカー行為。
被害女性の新たな交際相手の男性も、嫉妬心などからバイクを破壊
されたり、インターネット上で誹謗中傷されるなどの被害を受け続けました。

被害女性に対しては、一晩で90回も電話をかけたり,自宅周辺を徘徊したり,見張りなどしていました。
警察に警告を発してもらいましたが、それでも止めませんでした。

結局、逮捕され,裁判所でも有罪が確定しました。
しかし、その後も続けている気配が感じられましたので、
警察への通報を警告するとともに、民事上の裁判も起こしました。

裁判では、被害女性とストーカーとが顔を合わさないよう、裁判所に様々な配慮をしてもらいました。
そして裁判官の強い説得のもと、今後は絶対に迷惑行為をやらないこと、万が一、迷惑行為を行った場合には、一人あたり100万円の罰金を支払うことを確約してもらい、今までの迷惑行為に対しては、2人あわせて200万円の損害賠償を支払ってもらうことになりました。

それ以降、ストーカー行為は止んだようです。

 

解決事例2

ストーカー被害の女性の代理・・・依頼を受けてから解決するまで約10日

 ストーカー被害の女性 30代後半 
 ストーカーの男性 40代後半

元交際相手からのストーカー行為。
10年間、交際していた男性と別れて、別の男性と結婚したところ、元交際相手の男性が復縁などを求めて、電話やメールで執拗に連絡をしてくるということで困っているということで相談に来られました。

電話,メール等を一切辞めるよう,内容証明で通 告し、止めなければ法的措置を取ることを警告すると、それ以降連絡して来なくなりました。
現在では、安心して結婚生活を送られています。

 

解決事例3

ストーカー被害の女性の代理・・・依頼を受けてから解決するまで約2週間
  
 ストーカー被害の女性 20代前半
 ストーカーの男性  30代前半

別の男性と交際しているのを知った同居中の男性(ストーカーの加害者)から暴力を受けるようになったため,被害女性が同居先から実家に避難していたところ,電話やメールを執拗にしてくるため止めさせて欲しいということで相談に来られました。
 
当職が依頼を受け,女性やその親族,友人等に対する一切の連絡を止めること,暴力,脅迫行為を止めること等を内容証明で通告し,止めなければ直ちに法的手続きを取る旨を警告しました。
 
女性からはその後,被害の報告を受けておりませんので,警告には十分効果があったのではないかと思います。





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